新人ナースがするべき学習内容とは?

私は新人看護師の頃、整形外科、泌尿器科、眼科の混合する、一般病棟に配属されました。

当時、私は小児看護のエキスパートを目指していましたから、この配属先には大きく落胆しました。

というのも、上記に挙げる科は、医療従事者の中ではマイナー領域と言われ

どちらかというと華やかな役割ではなかったんです。

しかも、そんな科だからこそ、学生時代には避けて通り抜けて来た訳です。

 

しかし、多くの就職の際、自分の希望通りの配属先に決定するかは、正直言って保証がありません。

そこで、転職も含め、いくつかの科を経験した私だからこそ

新人看護師がどのように学習を進めて行ったら良いか

実践に基づいたアドバイスが出来ると考えています。

疾患の学習は後回し

意外な回答だったでしょう?

多くの病棟、指導者は、配属した部署に特化した疾患がありますから

まずは病気の事を学習する様に進めてきます。

しかし、私はこの方法はあまり効果がないと考えています。

 

皆さんも経験した事があるのではないでしょうか?

疾患の事を必死に覚えようとした結果

A看護師
この病気の時にはどんな症状が出るんだっけ・・・?
B看護師
今患者さんに起きている症状は、何でだっけ・・・?

中々患者の病態生理が理解できずに、自分の書き留めたノートばかりとにらめっこするといった経験が。

そんな事をしている間に、患者の状態は刻一刻と変化していく。

これでは患者を護れていませんよね?

では、どの様な学習方法をしたら良いのでしょうか・・・。

新人の頃こそ解剖生理学を徹底的に学ぶ

そうなんです。

疾患よりもまずは、人間の仕組みについて、十分な理解を得ましょう。

なぜそうする必要があるのか?

それは、多くの患者は

複数の疾患を抱えて治療を受けているからです。

 

例えば、患者の尿量が少なければ、腎臓に何か異常が起きていないか評価しますよね?

この時、「腎不全」という病気について学習を深めていたと仮定します。

確かに腎不全では、尿を作り出す機能が低下していますから、尿量は減少します。

しかしこの患者さんが、心拍数の増加と、口渇感を訴えていたとしましょう。

この時あなたは、患者の異常をどの様に捉えますか?

私ならこうです。

アセスメント

尿量が減少している上に、心拍数が増加している。

少ない血液量で全身に循環しようとしている事で

頻脈になっているのかもしれない。

口渇感も訴えているので、もしかしたら脱水か?

医師に、心エコーの検査を実施してもらって

脱水の評価をしよう。

これらのアセスメント(評価)は、単に尿が少ないという情報だけから疾患の評価を行うのではなく、その他に、身体が示す生態的な異常を総括して考えた結果、導き出された答えです。

患者を正しく評価する為には、解剖生理学を理解し、人間の体の仕組みを知る必要があるんです。

まとめ

新人看護師は慣れない環境の中で、患者の事、病態や疾患のこと、職場のルールなど、実に沢山の事を学び、覚える必要があります。

そんな中で、どの様に学習を進めていく事が、より効率的か、大いに悩むことと思います。

しかし、私はマイナー領域と言われる病棟に配属されながら、解剖生理学を優先的に深めた事で、現在の救命救急センターに努めてからも、約1年で病棟のリーダーも任せてもらっています。

これは僕が特別に看護実践能力が高いからとか、そういう訳ではないのです。

患者を知るために必要な、解剖生理学というアイテムを手にすれば、どの様な環境でも、安全な看護を提供する事が出来るんです。

あなたは自信を持って、患者の異常を看抜くことが出来ますか、

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