このまま今の病院で働き続けるのか?
そんな事を考え始めたのは、私が看護師4年目の頃でした。
当時私は一般病棟で勤務しており、チームリーダーや、新人教育責任者、プリセプターといった、看護師としてだけではなく、組織としての役割を与えられる立場になっていました。
このままこの病院で管理者や、エキスパートを目指す。
そんな事も思いながら、いつも頭の片隅には
「もっと良い環境があるのではないか。」
「違った環境で自分は更に成長出来るのではないか。」
「今の仕事量ならもっと給料が貰えるのではないか。」
そんな事を思っていました。
自分のキャリアはもちろんですが、綺麗ごとを抜きに、仕事に対して与えられる報酬って、とても大切な事ですよね。
ここであなたに大切な事をお伝えします。
今の病院に居続けなければいけない理由は、どこにもないのです。
自分にとって最良の働き方とは?
前記しましたが、看護師にはいくつかの働き方があります。
・現場で働く
・管理者になる
・専門、認定看護師になる
・教員になる
他にも例は沢山あると思います。
今あなたが置かれている状況は、この内のどれに当たるでしょうか。
多くの人は、環境の変化を恐れます。
今の状況を失って、新しい環境を手にするか、安定した状況を維持するか。
この選択を迫られた時、半数以上の人は、現状を維持する事を選びます。
それも間違いではありません。
しかし、現状に満足しているかと聞かれると、やはり半数以上の人は
「満足していない」と答えます。
この2つの回答は矛盾していると思いませんか?
つまり、満足のいく生活を手にするには、環境を変化させないといけないのは分かっているのに、満足の行かない現状を維持している。
という事です。
あなたにとって最良の働き方とはなんですか?
転職は難しい?
この問いかけに関する私の答えはノーです。
私は看護師4年目と5年目にそれぞれ転職をしています。
正確に言うと1回目の転職は、今の職場に入職するまでのお試し期間の様なものです。
理由を説明します。
私は新卒から働いていた大学病院を退職した後、派遣の看護師として働き始めました。
看護師は国家資格であり、国の病床数から換算すると、圧倒的に人材が不足している為、転職情報が実に豊富です。
私も、ある看護師専門の派遣会社に登録して、職場を変えました。
その会社は、派遣会社でありながら、社会保険も完備しており、一般的な病院と同じ様に、自己負担金額は半額で良い所でした。
そして、初めて派遣として勤めた病院は、某市立病院でした。
整形外科での経験もあった私は、自分のスキルに見合った病棟に配属を希望し、その希望は100%確保されていました。
派遣看護師として働く為の流れは、また別の記事でお伝えします。
ここで私がお伝えしたいのは、実際に転職してみて、環境を変化するというハードルは、思ったよりもよっぽど低いという事です。
むしろ、新しい環境に身を置くことで、これまでの自分では見られなかった価値観で、物事を捉えられる様になったり、こと看護業務で言えば、電子カルテと紙カルテの違いや、看護管理システムの違いから、それぞれの一長一短を見る事が出来た為、どちらか一方しか知らない状況よりも、価値観が広がったと感じる事が出来ました。
転職は、決して難しいものではありません。
まとめ
人は環境の変化を恐れます。
今の環境を失うことを、潜在的に回避しようとするからです。
しかし、新しい環境を手にする事は、自分自身の見方や価値観を大きく広げる事が可能です。
今の職場で働き続ける選択も決して間違いではありません。
しかし、あなたにとって、もっと適した働き方や、職場があるかもしれません。
それでもあなたは、今の病院で働き続けますか?
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