なぜ私が救命救命センターで働くのか?

看護師7年目に突入して、元々は一般病棟で勤務していた私が、今現在は救命救急センターで、ナースマンとして働いています。

今日に至るまでに、私がどの様に考え方や価値観を変化させながら、ステージを変えてきたのか、その過程をお伝えします。

救命救急センターのイメージ

みなさんはこの言葉を聞いて、どの様なイメージを持つでしょうか?

  • ドラマのイメージ
  • 毎日重症な患者が運ばれてくる
  • 休憩がない
  • 緊張感がある
  • なんとなく怖い
  • 自分には無理だろう
  • 頭の良い人でないと出来ない
  • 先輩が厳しそう

こういったネガティブなイメージもあれば

 

  • かっこいい
  • 看護師の花形
  • スキルを身に付けられる

こういったポジティブなイメージもあり、人によってさまざまだと思います。

私が持っていたイメージ

私自身は救命救急センターに対して、ネガティブなイメージを多く抱いていた人間です。

毎日殺伐とした環境で、休みなく働き、ちょっとしたミスも許されない様な

厳しい環境。

これが当初のイメージです。

では何故、私がこういった環境に、身を投じようと思ったのか

それにはこんな理由がありました。

私が救命救急センターを選んだ理由

私は当時、整形外科、泌尿器科、眼科の混合する、一般病棟に努めていました。

ここでは、泌尿器科の患者の比率が高く、いわゆるがんの治療を行う、終末期の患者と接する機会が多かったのです。

また、整形外科の領域では、骨転移に苦しむ方の、緩和医療にも関わる事が

多くありました。

 

そんな中で、私はこの「緩和医療」という分野にとても興味を持ちました。

長く生きてきた人生の終末期を、病気と向き合いながら、苦痛のない生活に

していく事を目的とする医療の一種です。

人生の結びの時期が苦しかったら?

こんな事を考えた訳です。

もしあなたの命が、残り少ないと分かった時、身体中に痛みが走って

感覚も不確かで・・・。

その様な状況下で、自分の人生を振り返ったり、大切な人との時間を有意義に過ごす事が出来ますか?

私は出来ないだろうと思いました。

痛みが少しでも和らいだら

そこで患者の痛みを緩和する為の介入を行うのが、緩和医療です。

痛みが和らぎ、苦痛を取り除かれた患者は、みなさん穏やかな表情で家族との時間を過ごせていたんです。

 

反対に、こういった介入が遅れてしまい、最期の時を迎えた方の表情は

ずっと脳裏に残って離れません。

だからこそ、私は痛みや苦しみに大小を付けず、患者が安心して治療や医療に向き合える環境を作りたいと思ったのです。

 救命=緩和ではない!

医療従事者であれば、私がここまで話した内容を見て、矛盾している様に感じるのではないでしょうか?

救命は、いかなる状況に置いても、患者の命を助ける事を大きな基盤としています。

しかし緩和は、患者の苦痛を取り除き、最期の瞬間を迎えるまでのケアを行っていくことを目的としています。

これは大きな違いですよね?

 

では何故、私はあえて救命の領域に足を踏み入れたのか

いよいよ核心に迫りたいと思います。

一連の過程を持って患者と関わりたかった

私がこれまで関わってきたのは、ある程度病気と向き合い、人生を送ってきた方の、終末期という一場面に過ぎないと感じたのです。

 

しかし、その場面に至るまでには、健康な状態から、急激に体調を悪くした場面があったり、緊急を要して、治療を行わなければならない状況や、ある日突然、自分の大切な人が、重篤な状態になってしまったり、そんな家族背景もあるのが現実です。

 

私は、患者の最期の時に向き合うのであれば、患者の急変する環境にも目を向ける事が、看護の本質的な部分に触れられる。

そう考えたのです。

 

だからあえて、緩和とは正反対の領域に挑戦しようと決意したのです。

救命救急センターで働いてみて

実際にこれらの考えを持って、職場環境を変えた結果、新しい気付きの毎日で本当に刺激を受けます。

例えば、「緩和」という言葉を、これまでは終末期の患者にあてていましたが、救命センターでは度々、人工呼吸器を装着された方や、緊急手術で身体に大きな傷をつくって、その痛みと向き合って治療を受ける方が沢山居ます。

そういった方が、痛みを最小限にして、治療を受けられる様に、緩和医療で使用するお薬を、救命センターでも使用する事があるのです。

 

他にも、救命する事が出来た患者は、その後全身状態を改善出来る様に集中治療を受け、後々には、一般病棟へ転棟します。

こういった一連の過程の中で、私達救命センターのスタッフは、患者の命を次のステップへ繋ぐ役割を担っています。

 

この事に、私は本当にやりがいを感じています。

私はこれまで、終末期を出来るだけ穏やかに過ごして欲しい。

という気持ちで患者と向き合ってきましたが今の私は、そういった環境を構築するスタートラインで、患者を護っているのです。

まとめ

確かに救命救急センターは、毎日忙しい職場です。

ですがそれ以上に、やりがいを得られる刺激的な職場でもあります。

私はこれからも、患者が安心して治療や医療を受けられる。

そんな看護を目指して成長していこうと思います。

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